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​ピアレス 空き店舗3

集合住宅1階の空き店舗の改修です。

東西に細長い形をしており、北側には多数の開口部がある一方、南側は界壁で閉ざされ、部屋の中央には鉄骨の柱を覆うコンクリートブロックの壁が大きく突き出していました。

南北の対比を肯定的に捉え直し、具象性(動的な外部)と抽象性(静的な内部)に挟まれた両義的な空間を目指しました。

南側の壁と柱形の入隅を曲面で仕上げ、北からの柔らかい自然光が部屋の輪郭をぼかし、柱形の存在を隠します。部屋の抽象度を高めることで、開口部から見える屋外の動的な風景を強調しつつ、柔らかい壁面が利用者を優しく包み込みます。

建物概要

竣工 :2024.04

用途 :​貸し店舗

工事 :改修工事

場所 :群馬県桐生市

担当 :根岸陽・大里謙

施工 :いまいずみ建築/今泉卓也

​写真 :早川記録/早川真介

​掲載 :archdaily

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